豆まき

鬼がやってくるので豆をまいて追い払う。
これが節分の豆まきのストーリー。

節分の豆まきは日本独自の文化ですが、ルーツは中国の追儺という鬼払いの儀式らしい。

コトバンクさんで追儺について調べてみると

デジタル大辞泉の解説
つい‐な【追×儺】
大みそかの夜に行われる朝廷の年中行事の一。鬼に扮(ふん)した舎人(とねり)殿上人らが桃の弓葦の矢、桃の杖(つえ)で追いかけて逃走させる。中国の風習が文武天皇の時代に日本に伝わったものという。江戸時代の初めには廃絶したが、各地の社寺や民間には節分の行事として今も伝わり、豆まきをする。鬼やらい鬼追い鬼打ち 冬》「山国の闇(やみ)恐ろしき―かな/石鼎

陰暦では立春が正月になるので節分が大晦日。
大晦日に一年間の悪疫邪気を払い、新年を迎えようという考えだと思います。
大晦日に鬼が来る。
実はハロウィンの10月31日はケルト人の大晦日で、大晦日に悪霊が来るという考え方は一緒なんですよね。

まあ私の考えでは「新年を迎える前に身も心も清めなさいよ」という戒めが本音ではないかと思います。

鬼を豆(魔滅)で追い払う事は難しいかもしれませんが、豆をまくことで自分自身の心の迷いを打つ事はできそうです。

懸命に豆をまく姿をみれば鬼も笑って退散してくれることでしょう。