しわとしみ

若い頃の写真が出てきた。
パスポート申請用に撮った物で身だしなみが整って写っている。

現在との大きな違い

髪の毛がふさふさ。
雑草が生え茂って地面を覆いつくしている感じ。
今は荒野に枯草という変わり果てた姿になってます。

お肌が艶々している。
つきたてのお餅のようなお肌。
若さがにじみ出てますね。
今は、しわとしみで荒れ果てています。

髪の毛はすでに諦めの心境ですがしわとしみは気になります。

しわは
笑えば目じりにしわができるし、怒れば眉間にしわがよる。
喜怒哀楽がしわを作るのでは。
自由な時間は笑っている事が多いし、仕事では苦虫をかんだような顔をし続けてきたような。
長年の表情の結晶がしわなのでしょうね。
その人の歴史ともいえそうです。
ポーカーフェイスで無表情を続ければしわはできないのかもしれません。

ならばしみは人生の何なの?
できる場所は不規則だし、色も大きさもばらばら。
しみはある日突然気が付く。
本当は少しずつ色が濃くなっていたのでしょうが自分では気が付かなかっただけ。
滅多に鏡の中の自分をじっくり見るなどということはありませんから。

しみは歳の数のスタンプと考えてみましょうかね。
人間の年輪。
歳の数だけしみができる。
近い場所にできれば重なって大きな一つに広がって見えるもの。

そう考えれば諦めもつきますかね。