中秋の名月

名月や池をめぐりて夜もすがら(松尾芭蕉)

今晩は中秋の名月。
今年は雲の合間からきれいなお月様を見る事ができました。

さて9月は太陽と月の動きに関連した行事がありますよね。

9月23日 秋分の日
9月24日 中秋の名月
9月25日 満月

あれ?
みんなずれているんだ。
秋分の日が他の日とずれるのは、太陽と月の動きの違いなので納得できるのですが、中秋の名月と満月がずれるのはなんとなく嫌だ。
その理由はというと・・・
・・・・・知りませんでした。
なので調べてみることに。

国立天文台のウェブサイトに「お月見を楽しもう!」というページがありました。

 太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になります。今年は9月10日(新月の瞬間は3時01分)が太陰太陽暦の8月1日、9月24日が太陰太陽暦の8月15日となります。一方、天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間(月が太陽の光を真正面から受けて、地球からまん丸に見える瞬間)の月のことを指します。今回は、9月25日11時52分に満月の瞬間を迎えます。

十五夜 ≠ 満月 の理由はというと

9月24日は、太陰太陽暦による8月15日にあたり十五夜。
また太陰太陽暦では7月から9月の季節が秋で、8月は中秋。
つまり中秋の十五夜になります。
秋になり天が澄んで月が綺麗に見えるようになり、農作物も収穫をむかえる。
お月見をするのにもってこいの十五夜なので名月としたのでしょうね。

一方で満月は天文学に決まる時間。
こちらは何とも味気ない。
9月25日11時52分に満月。
ちょうどお昼時だよ。
でもこの時間が微妙。
9月24日の夜と25日の夜とどちらに近いかというと24日の夜に近い。
9月24日を中秋の名月とする暦の考え方は天文学からも正しいといえそうです。

お月見と言えばお団子ですよね。
私はというと、お月様のようにまん丸のどら焼きをほおばってます。